コルトーのピアノメトード

左手

ピアノを演奏するには、様々な能力が必要です。
音楽を感じる心が大事なのは言うまでもありませんが、それを音として表現するには、やはり技術が必要。

習得しなければならない技術はたくさんあるけど、まずは自分の思い通りに指が動いてくれなくては、お話になりません。

人はひとり一人個性があり、体の大きさや腕の長さ、手の大きさや柔軟性も違って当然なのですが、残念ながら私の手は、ピアノを演奏するにはちょっと不利な条件が揃っています(;´∀`)
元々小柄なので、手も小さく指が短い。しかも柔軟性に乏しく指の間が開きにくい。ただ、厚みはあって筋肉は少なくないと思います。

手の条件が悪ければ弾けないのかというと、実はそうではなく、要は自分が自分の手の特徴を良く知り、欠点を補い利点を生かせばいいわけですね。

今さらこの年になって・・と言いたい気持ちをグッとこらえて、各指の独立、開きをよくするため、師事している先生に勧められたこともあって、毎日の練習に「コルトーのピアノメトード」を取り入れています。

 

ところがこれ、経験済みの方はおわかりになると思いますが、一筋縄ではいきません(>_<)。

昔、キムタク主演(ピアニストを目指す瀬名くん役)のドラマ「ロングバケーション」で、足の人差し指をつまんでいるのに、中指をつまんでいる感覚がすると、南と瀬名が盛り上がるシーンがありましたが、ほんと、それ!
自分では2の指(人差し指)を上げてるつもりなのに、意に反して3の指(中指)が上がったりします。
脳の指令を無視?それとも、指令が指に伝わっていない?
脳の指令はアバウトなのかもしれません。もっとピンポイントで指令を出して欲しい・・・。

 

しばらく、ぶつぶつ言いながら、でも根気を持って取り組んでいきたいと思います。